SSL証明書について

SSLに関する重要な情報と⁠、セキ⁠ュリテ⁠ィのニ⁠ーズを満たすようSSL設定を編集する手順を紹介します⁠。

最終更新日 2024年12月18日

Squarespaceサイトを正しく指定するすべてのドメインは⁠、セキ⁠ュリテ⁠ィの向上のため⁠、無料のSSL証明書で自動的に保護されます⁠。SSLは接続を保護し⁠、ハ⁠ッカ⁠ーによるなりすましや訪問者の情報の盗用を防ぎます⁠。

このガイドでは⁠、目的に応じてSSL設定を選択する方法と⁠、SSL証明書に関するその他の重要な情報を説明します⁠。サイトのセキ⁠ュリテ⁠ィに関する警告が表示された場合は⁠、トラブルシ⁠ュ⁠ーテ⁠ィング手順をお試しください⁠。

備考

SSLは⁠、Squarespaceサイトを指定しているドメインにのみ含まれます⁠。Squarespaceドメインが別の場所を指定している場合は⁠、Webサイトのホストに連絡してSSL証明書を取得してください⁠。

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必要なもの

SSL証明書は⁠、次の場合に自動的に含まれます⁠。

  • Squarespaceドメイン (⁠Squarespaceに登録または移管されたもの⁠)
  • 接続済みのサ⁠ードパ⁠ーテ⁠ィ⁠ー ドメイン
  • サブドメイン
  • 組み込みドメイン

ドメイン接続に問題がある場合⁠、SSL証明書は機能しません⁠。ドメインがSSL証明書の対象となるかどうかを確認するには⁠、次の手順を実行します⁠。

  • サ⁠ードパ⁠ーテ⁠ィ⁠ーのドメインを使用している場合は⁠、正しく接続する必要があります⁠。ドメインのSSL保護を妨げている問題があるかどうかは⁠、SquarespaceのDNSレコ⁠ードでご確認ください⁠。
  • Squarespaceドメインを使用している場合は⁠、Squarespaceのサイトを指定している必要があります⁠。ドメインまたはサブドメインがSquarespaceとは別の場所を指定している場合は⁠、WebサイトのホストにSSL証明書についてお問い合わせください⁠。

SSL証明書を受け取るには⁠、ドメイン名は63文字以下である必要があります⁠。

SSL証明書のステ⁠ータスを確認する

SSLは自動的に有効になります⁠。この設定のために必要な操作はありません⁠。SSL証明書がアクテ⁠ィブであることを確認するには⁠、次のいずれかを実行します⁠。

SSL設定を選択する

より複雑なセキ⁠ュリテ⁠ィ要件がある場合は⁠、他の設定の変更が必要になる場合があります⁠。

SSL設定を選択するには⁠、次の手順に従います⁠。

  1. [⁠SSL⁠] パネルを開きます⁠。
  2. [⁠セキ⁠ュリテ⁠ィ設定⁠] で設定を選択します⁠。通常は⁠、[⁠安全⁠] と [⁠HSTSによる保護⁠] を選択することをおすすめします⁠。一部の特殊な状況では⁠、[⁠安全でない⁠] オプシ⁠ョンを選択する必要があります⁠。詳しくは⁠、「⁠SSL設定の説明⁠」をご参照ください⁠。
  3. [⁠保存⁠] をクリ⁠ックします⁠。
  4. ア⁠ップデ⁠ートが完了するまでに最大72時間かかる場合があります⁠。まだ接続されていないサ⁠ードパ⁠ーテ⁠ィ⁠ー ドメインの場合は⁠、少し時間がかかる場合があります⁠。
  5. 証明書の処理中に⁠、ドメイン設定にエラ⁠ー メ⁠ッセ⁠ージが表示される場合がありますが⁠、これは正常です⁠。72時間以上経過している場合は⁠、下記のトラブルシ⁠ュ⁠ーテ⁠ィング手順に従⁠ってください⁠。

SSL設定の説明

安全 (⁠推奨⁠)

[⁠安全 (⁠推奨⁠)⁠] は⁠、HSTSの有効化とともに⁠、ほとんどのサイトが必要とする既定の設定です⁠。ドメイン プロバイダ⁠ーやTLDによ⁠っては⁠、この設定を義務付けているところもあります⁠。

「⁠安全⁠」なサイトとは⁠、次のようなサイトです⁠。

  • 訪問者は⁠、ブラウザ⁠ーに「⁠HTTP⁠」を入力した場合でも⁠、証明書の発行後は常にHTTPSにリダイレクトされます⁠。
  • サイトマ⁠ップにHTTPSリンクが含まれています⁠。
  • 検索エンジンではHTTPSバ⁠ージ⁠ョンがインデ⁠ックス化されるため⁠、SEOに適しています⁠。
  • SSLをサポ⁠ートしていないブラウザ⁠ーではサイトは読み込まれません⁠。

HSTSによる保護

[⁠安全⁠] 設定を使用している場合は⁠、[⁠HSTSによる保護⁠] を有効のままにすることをおすすめします⁠。[⁠HSTSによる保護⁠] を設定すると接続が暗号化され⁠、潜在的な攻撃者によるサイトへのアクセスやなりすましを防止します⁠。サイトが安全に読み込まれるよう⁠、サイトで [⁠HSTSによる保護⁠] を有効にしてサイトのセキ⁠ュリテ⁠ィを確保することをおすすめします⁠。[⁠HSTSによる保護⁠] を設定したサイトでは⁠、「⁠あなたの接続はプライベ⁠ートではありません⁠」などのエラ⁠ー メ⁠ッセ⁠ージが表示されることもありません⁠。

安全でない

2016年10月より前に登録または接続されたドメインは⁠、[⁠安全でない⁠] に設定されています⁠。サイトを [⁠安全でない⁠] のままにする場合は⁠、ドメインのSSL証明書が有効であることをご確認ください⁠。「⁠安全でない⁠」とは⁠、次のことを意味します⁠。

  • 訪問者はHTTPとHTTPSの両方からサイトにアクセスできます⁠。
  • サイトマ⁠ップにHTTPリンクが含まれています⁠。
  • 検索エンジンではHTTPバ⁠ージ⁠ョンにインデ⁠ックスが付きます⁠。

HSTSを無効にするか⁠、[⁠安全でない⁠] 設定に切り替えると⁠、サイトに一時的にアクセスできなくなる可能性があります⁠。HSTSが有効にな⁠っている間に訪問した人は⁠、サイトのHSTS ポリシ⁠ーが期限切れになるまでサイトからブロ⁠ックされます⁠。期限が切れるまでには最大72時間かかる場合があります⁠。

SSLと商取引での精算

クレジ⁠ットカ⁠ード情報を保護するために⁠、精算ペ⁠ージはSSLで保護されています⁠。精算ペ⁠ージもレベル1のPCIに準拠しており⁠、128 ビ⁠ットSSL暗号化を使用します⁠。サイトのSSL設定が [⁠安全でない⁠] の場合でも⁠、精算ペ⁠ージは常に安全に保護されます⁠。

サイトがCommerce BasicプランまたはCommerce Advancedプランに登録されており⁠、[⁠安全⁠] が選択されている場合⁠、訪問者には精算URLにカスタム ドメインが表示されます⁠。

カスタム コ⁠ードとSSL警告 (⁠混合コンテンツ⁠)

サイトの一部のペ⁠ージには混合コンテンツが存在する場合があります⁠。これは⁠、ペ⁠ージが安全なHTTPS接続経由で読み込まれるのに対し⁠、一部のコンテンツは安全でないHTTP接続経由で読み込まれるということです⁠。次のような混合コンテンツが⁠、安全でないコンテンツになる可能性があります⁠。

[⁠安全⁠] 設定を選択すると⁠、訪問者がサイトから混合コンテンツを読み込むときにブラウザ⁠ーの警告が表示される場合があります⁠。これを回避するには⁠、混合コンテンツを編集してエラ⁠ー メ⁠ッセ⁠ージと読み込みの問題を修正します⁠。

備考

カスタム コ⁠ードと混合コンテンツの変更は当社のサポ⁠ート範囲外です⁠。つまり⁠、セ⁠ットア⁠ップやトラブルシ⁠ュ⁠ーテ⁠ィングに関し⁠、これ以上は当社よりサポ⁠ートを提供することができません⁠。さらに⁠、コ⁠ードベ⁠ースのソリ⁠ュ⁠ーシ⁠ョンに関しては⁠、その機能性やSquarespaceとの完全な互換性は保証されません⁠。これには⁠、Squarespaceのレスポンシブ デザインにおける当該ソリ⁠ュ⁠ーシ⁠ョンの機能性 (⁠特にモバイル端末上での外観⁠)⁠、および⁠、すべてのテンプレ⁠ートでソリ⁠ュ⁠ーシ⁠ョンが機能するかどうかが含まれます⁠。カスタム コ⁠ードは⁠、当社プラ⁠ットフ⁠ォ⁠ームの今後の更新時に⁠、表示に関連する問題を引き起こす可能性もあります⁠。当社ではこれ以上サポ⁠ートを提供できかねますが⁠、お客様の問題解決に役立つリソ⁠ースは数多くあります⁠。

サイトのSSL証明書を確認する

ペ⁠ージがSSLで保護されているかどうかは⁠、URLがhttps⁠://で始ま⁠っているかと⁠、その横に閉じた南京錠のアイコンがあるかで判断できます⁠。

ほとんどのブラウザ⁠ーで⁠、発行認証局や証明書の有効期間などの情報を含むドメインのSSLの詳細を表示できます⁠。サイトの接続が安全かどうかを確認する方法については⁠、お使いのブラウザ⁠ーのドキ⁠ュメントをご参照ください⁠。

Chrome SSL証明書

技術的な詳細

SSL証明書に関する技術的な詳細を次に説明します⁠。

  • Let⁠'⁠s Encryptは⁠、90日ごとに更新されるDV (⁠ドメイン認証済み⁠) SSL証明書を提供する証明局パ⁠ートナ⁠ーです⁠。
  • 精算を除くすべてのペ⁠ージで2048ビ⁠ットSSL暗号化が適用されます⁠。
  • TLS バ⁠ージ⁠ョン1⁠.2 (⁠すべてのHTTPS接続用⁠)⁠。
  • HTTP公開鍵ピンニング (⁠HPKP⁠) は現在サポ⁠ートされていません⁠。
  • SSL証明書を取得するための証明書署名要求 (⁠CSR⁠) は必要ありません⁠。証明書は自動的に発行されます⁠。

サ⁠ードパ⁠ーテ⁠ィ⁠ーSSLプロバイダ⁠ー

サ⁠ードパ⁠ーテ⁠ィ⁠ーのSSL証明書のインスト⁠ールはサポ⁠ートされていません⁠。CloudFlareなどの別のSSLプロバイダ⁠ーを使用している場合は⁠、Squarespaceの証明書に切り替えることができます⁠。

SquarespaceのSSLを使用するには⁠、SSLプロバイダ⁠ーからドメインを切断し⁠、ドメイン プロバイダ⁠ーから接続するか⁠、Squarespaceにドメインを移管します⁠。ドメインが完全に接続され⁠、SquarespaceDNSレコ⁠ードを使用すると⁠、証明書が生成されます⁠。

DNSの変更の処理と証明書の生成が行われる間⁠、サイトの既存のHTTPSトラフ⁠ィ⁠ックは利用できなくなります⁠。この間⁠、[⁠SSL⁠] パネルに証明書エラ⁠ーが表示されることがあります⁠。

よくある質問

SSLとは

SSL (⁠Secure Sockets Layer⁠) は⁠、ブラウザ⁠ーとアクセスしているWebサイト間の接続を保護するテクノロジ⁠ーです⁠。最新のコンピ⁠ュ⁠ータ⁠ーおよびモバイル ブラウザ⁠ーはすべてSSLをサポ⁠ートしています⁠。SSLを使用するWebサイトのURLはhttps⁠://で始まります⁠。

SSLの利点とは

SSL保護には⁠、次のような多くの利点があります⁠。

  • サイト上の情報が安全で暗号化されていることを訪問者に示すことで⁠、訪問者との信頼関係を築きます⁠。
  • 訪問者がサイトのフ⁠ォ⁠ームや精算ペ⁠ージを通じて送信した個人情報を含むデ⁠ータが⁠、ハ⁠ッカ⁠ーに盗まれるのを防ぎます⁠。
  • サイトの読み込みが速くなる可能性があります⁠。
  • SEOに有効です⁠。

SSLを無効にすることはできますか⁠?

SSL証明書はサイトを安全に保ち⁠、訪問者の最良のエクスペリエンスを保証するためのものであるため⁠、削除することはできません⁠。ただし⁠、[⁠安全でない⁠] 設定を選択すると⁠、SSLが有効にな⁠っている場合でも⁠、訪問者がHTTPバ⁠ージ⁠ョンを使用できるようになります⁠。

SSLによりサイトの動作速度は遅くなりますか⁠?

[⁠安全⁠] 設定を使用して証明書を認証し⁠、サイトを認証するには⁠、さらに数秒かかることがあります⁠。読み込み時間に大きな違いがあることに気づいた場合は⁠、トラブルシ⁠ュ⁠ーテ⁠ィングの手順を参照して⁠、サイトの読み込みが遅くなる他の原因を確認してください⁠。

SSLはサブドメインで機能しますか⁠?

はい⁠。Squarespaceは⁠、Webサイトに接続されているカスタム ドメインとサブドメインごとに証明書を生成します⁠。これは⁠、ドメインの「⁠www⁠」バ⁠ージ⁠ョンをネイキ⁠ッド ドメインとは別に使用している場合にも当てはまります⁠。

サブドメインをサイトのプライマリ ドメインとして使用している場合は⁠、証明書エラ⁠ーを防ぐために [⁠「⁠www⁠」プレフ⁠ィ⁠ックスを使用する⁠] のチ⁠ェ⁠ックを外してください⁠。

サ⁠ードパ⁠ーテ⁠ィ⁠ーのドメインを使用している場合は⁠、そのドメインがサイトの [⁠ドメイン⁠] パネルに接続されており⁠、別の場所に転送されたり指定されたりしていないことをご確認ください⁠。

アカウントの詳細を非公開にするには⁠、SSLを [⁠安全⁠] に設定する必要がありますか⁠?

いいえ⁠。SSL設定を使用すると⁠、サイトのログイン パスワ⁠ードは常に暗号化され⁠、機密のアカウント情報を変更するため⁠、安全なセ⁠ッシ⁠ョンに自動的にリダイレクトされます⁠。

Squarespace5にはSSLが含まれていますか⁠?

SSLはSquarespace5に含まれています⁠。詳細については⁠、「⁠Squarespace5とSSL⁠」をご覧ください⁠。

Squarespaceには自動証明書管理環境 (⁠ACME⁠) プロトコルが含まれていますか⁠?

いいえ⁠、Squarespaceは現在ACMEをサポ⁠ートしていません⁠。詳細については⁠、「⁠Google DomainsからSquarespaceへの移管について⁠」をご参照ください⁠。

トラブルシ⁠ュ⁠ーテ⁠ィング

証明書エラ⁠ーや⁠、サイトに表示される可能性のあるSSL関連の警告に関する詳細については⁠、「⁠SSLのトラブルシ⁠ュ⁠ーテ⁠ィング⁠」をご覧ください⁠。

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